1. 足された分野は約130点
公式の配点は非公表ですが、受けた感覚と市販教材の予想による目安は以下の通りです。
| 区分 | ○× | 5択 | 配点 | 440点に占める割合 |
|---|---|---|---|---|
| デリバティブ取引(先物・オプション・店頭デリバ) | 8問 | 9問 | 106点 | 24% |
| 信用取引(株式業務の中で出る) | 2〜3問 | 2問 | 約25点 | 6% |
| 足された分野の合計 | 約130点 | 約30% | ||
| 共通分野(二種と同じ14科目) | 約60問 | 19問 | 約310点 | 約70% |
- デリバティブは5択が9問(90点)。1問10点の5択30問のうち、3割がデリバティブです。
- 信用取引の5択2問は、1問が追証などの計算、1問が「正しいものを2つ選ぶ」という形が定番です。
- 共通分野310点の中身は、二種の配点と同じ並びです(二種の配点の仕組み)。
科目別に見るとこうなります(一種の目安。同じ方法で出した二種の目安は二種の配点)。
| 科目 | ○× | 5択 | 配点の目安 |
|---|---|---|---|
| デリバティブ取引(先物・オプション・店頭デリバ) | 8問 | 9問 | 106点 |
| 株式業務(信用取引を含む) | 6問 | 4問 | 52点 |
| 協会定款・諸規則 | 7問 | 3問 | 44点 |
| 債券業務 | 5問 | 3問 | 40点 |
| 金融商品取引法 | 7問 | 2問 | 34点 |
| 投資信託及び投資法人に関する業務 | 7問 | 2問 | 34点 |
| 証券税制 | 6問 | 1問 | 22点 |
| 経済・金融・財政の常識 | 0問 | 2問 | 20点 |
| 株式会社法概論 | 5問 | 1問 | 20点 |
| 財務諸表と企業分析 | 5問 | 1問 | 20点 |
| 証券市場の基礎知識 | 1問 | 1問 | 12点 |
| 取引所定款・諸規則 | 6問 | 0問 | 12点 |
| 付随業務 | 0問 | 1問 | 10点 |
| セールス業務 | 4問 | 0問 | 8点 |
| 金融商品の勧誘・販売に関係する法律 | 3問 | 0問 | 6点 |
| 合計 | 70問 | 30問 | 440点 |
- デリバティブと株式業務(信用取引込み)の2科目だけで158点(36%)。二種では株式業務は30点程度でしたが、一種では信用取引の分だけ重くなります。
2. 共通を何割取れるかで、固有に必要な点が決まる
合格ラインは308点。共通分野(310点)の正答率ごとに、足された分野(130点)で何点必要かを出すとこうなります。
| 共通分野の正答率 | 共通で取れる点 | 固有で必要な点 | 固有の必要正答率 | 現実味 |
|---|---|---|---|---|
| 7割 | 217点 | 91点 | 70% | 固有を本気でやる必要あり |
| 7割5分 | 233点 | 75点 | 58% | ギリギリ |
| 8割 | 248点 | 60点 | 46% | ここを狙う |
| 8割5分 | 264点 | 44点 | 34% | 二種で高得点だった人 |
| 10割 | 310点 | 0点 | — | 現実的に無理 |
- 共通分野を8割取れる人(二種に余裕で受かった人)なら、固有分野は半分で十分です。
- 逆に、固有分野を丸ごと捨てると、共通分野を99%以上取らないと308点に届きません。○×70問と5択19問をほぼ全問正解する必要があり、現実的ではありません。
- だから作戦は「固有を半分取る」。半分でいいなら、数値の表と計算の型だけ覚えて、理屈は後回しで足ります。
3. 固有分野の「半分」はどこで取るか
固有130点のうち、確実に取りに行く順番はこうです。
| 優先 | 何を | 点数の目安 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 1 | 信用取引の追証の計算(信用取引の計算) | 10点 | 型が1つ。毎回出る |
| 2 | 先物の計算(先物の計算) | 10〜20点 | 型が3つ。毎回1〜2問出る |
| 3 | 「正しいものを2つ選ぶ」5択を片方当て(各分野の数値表) | 20〜30点 | 片方当てれば5点。数値表で消せる |
| 4 | ○×(信用2〜3問+デリバ8問) | 10〜15点 | 「誰が払うか」「限定か無限定か」の型で判断 |
| 5 | オプションの損益計算(オプションの戦略) | 10点 | 図を描けば解けるが、時間がかかるので後回し |
1〜4で60点前後になります。オプションの損益計算と店頭デリバの細かい用語は、時間が余ったら取りに行く扱いで構いません。
4. 時間の使い方(1週間の目安)
| 日 | やること |
|---|---|
| 1日目 | 信用取引の数値と計算。追証の計算を3回解く |
| 2〜3日目 | 先物の数値と計算。表を書いて覚える |
| 4〜5日目 | オプションの仕組みと戦略。5要因の表と損益図 |
| 6日目 | 店頭デリバの用語・天候デリバと利払い・共通分野の注意 |
| 7日目 | 問題演習20問と、二種の暗記リストの見直し |
二種を受けてから時間が空いている人は、共通分野の正答率が落ちているので、7日目を2日に増やして二種の計算①〜④と暗記リストをやり直してください。