証券外務員一種で、共通分野の出方が変わる所。職務範囲・自己取引・CFD・税金

共通分野(二種の範囲)は、一種でも同じ内容が出ます。ただし、「一種だから」答えの向きが変わる所が4か所あります。ここを二種の感覚のまま答えると落とします。

1. 職務範囲(二種は「できない」、一種は「できる」)

二種の試験では「二種外務員は〇〇ができない」と答えてきましたが、一種では「一種外務員は全部できる」が正解の向きです。

取引二種外務員一種外務員
株式・債券・投信の現物取引できるできる
信用取引一種(または信用取引外務員)が同行したときだけできるできる
新株予約権証券・カバードワラントできない(一種が同行してもできない)できる
先物・オプションなどの有価証券関連デリバティブできない(一種が同行してもできない)できる
選択権付債券売買取引できないできる
レバレッジ型・インバース型の投資信託できないできる

2. 役職員の自己取引(プライベートでやってはいけないこと)

協会規則で、証券会社の役職員(従業員)は、自分の計算(プライベート)で、信用取引・有価証券関連デリバティブ取引・特定店頭デリバティブ取引・商品関連市場デリバティブ取引をしてはいけないと決まっています。

3. CFDと店頭デリバの勧誘ルール

ルール中身
CFD取引の勧誘勧誘の前に、顧客に「勧誘を受ける意思があるか」を確認し、断られたら再勧誘しない(協会規則。上場CFDも対象。店頭CFDは不招請勧誘も禁止)
個人向けの店頭デリバティブの勧誘頼まれていない勧誘(不招請勧誘)は禁止。勧誘前に意思を確認し、断られたら再勧誘しない
ハイリスク商品の取引開始信用取引・デリバティブは、証券会社が「取引開始基準」を定め、それに合う顧客だけに始めさせる

4. 先物・オプションの税金(雑所得)

取引所得の種類課税の方法株の損益と相殺(通算)
信用取引譲渡所得(株と同じ)申告分離課税 20.315%できる
先物・オプション取引雑所得申告分離課税 20.315%できない(先物・オプションどうしなら可)

5. 協会規則で、一種らしい出方をするもの

共通分野の○×は、二種の○×の判断基準(ルールを甘くしている文は×)がそのまま使えます。一種で足された上の4か所だけ、向きが逆になることを覚えておきましょう。