使う本は2冊
- TAC の2次試験過去問題集(全分野)
- TAC の2次対策総まとめテキスト(証券分析)
これ以外に専門書を増やしても、ほとんど効果はありません(専門書が理解できる人こそ、テキストで十分です)。
1次と同じく、2次でも重要なのは過去問です。5つのポイントで挙げた重要な範囲のうち、職業倫理と企業分析は、過去問の解説と1次のテキストで十分対応できます。ただし証券分析だけは過去問の解説だけでは足りない部分があり、それが致命傷になりやすいので、2次用のテキストも買って参考にすることをおすすめします。
勉強の順番
① 職業倫理:2日で満点レベルに
職業倫理は過去問とその解説だけでほぼ満点にできるので、真っ先に取り組みます。必要な労力は非常に少なく、2日もあれば十分です。
解答でよく使う「第●条と第●条」は決まっているので、条文番号を覚えてしまってかまいません。問題のある行為かどうか明確に該当しない場合でも、「第●条に該当するおそれがある」というケースは多いので、幅広く解答するよう心がけてください。必ず満点を取るつもりで学習しましょう。問題文は違っても解答のパターンはほぼ同じなので、「第●条は該当、第●条は該当のおそれ」というのを過去問から抽出して覚えれば完了です。
② 企業分析:過去問3回、目標8割
次に企業分析の財務諸表分析と株式価値評価。1次の復習に近いものが多いので、忘れている論点は1次のテキストで確認しながら、過去問を3回やりましょう。目標は8割です。問題文が小難しく見えても解答自体はかなり簡単、という問題が多いので、問題文をしっかり読むことが重要です。
③ 証券分析:株式ポートフォリオとパフォーマンス評価に集中、目標5割
その後、証券分析。すべてやっていては時間が足りないので、まず出題数の多い株式ポートフォリオ戦略とパフォーマンス評価に集中します。どちらも公式さえわかっていれば解ける問題が多く、特にパフォーマンス評価は数式も比較的簡単なので得点源にしましょう。表現が難しい部分はテキストを参考にして、記述に対応できるよう解答が書けるようになるまで過去問3回。目標は証券分析全体で5割です。
ここまでで合格ライン
上の3つを確実にやり、職業倫理を満点、企業分析を8割、証券分析を5割取れるようにしておけば、実はすでに合格ラインです(配点のページの計算)。あとは、わからない問題でも部分点が取れるように、過去問でよく出る部分の公式を覚えていけば十分です。
もちろん余力があれば、1次と同様に過去問をすべてやって解答を覚えてしまえば余裕で合格ラインです。ただし2次は一度出たきりの問題も多く、分量もかなり多いので、必ず出題回数を確認して優先順位をつけてから勉強しましょう(すべてを確実にできるレベルは有数の専門家レベルで、普通は到達できません)。
部分点の感覚がつかめないときは模試
2次は記述なので、過去問を解いても「どれだけ部分点が取れているのか」がわからず不安、という人も多いと思います。その場合は TAC などの模試を活用するのも手です。採点されて返ってくるので、自分の書き方で何点付くかの感覚がつかめます。