9〜10. 投資信託の3社の役割と「交付運用報告書」
投資信託は「委託会社」「受託会社」「販売会社」の3社で作ります。名前の漢字を見れば役割は一目瞭然です。
- 委託会社(運用会社):「運用をお願い(委託)する頭脳」です。運用の指図を出し、目論見書・運用報告書を作成します。
- 受託会社(信託銀行):「お金を預かる(受託する)金庫番」です。信託財産の保管・管理をします。
- 販売会社(証券会社・銀行):「お客さんに売る窓口」です。販売・換金・分配金の支払いをします。
※本番では「委託会社が信託財産を保管する」というウソ選択肢が定番です。「頭脳である委託会社はお金の保管(金庫番)はしない!」と覚えておきましょう。
10. 交付運用報告書に書くこと
委託会社が投資家に「こんな運用結果でした」と報告する成績表です。以下の項目が入ります。
- 運用経過、基準価額の推移、分配金、費用、組入資産の内容、今後の運用方針
11. マネーストック「M1」に入るもの・入らないもの
世の中に出回っているお金の量(マネーストック)のうち、「今すぐ買い物に使えるお金」のグループがM1です。
【腑に落ちる覚え方】
「今すぐレジで払えるか、ATMですぐ引き出せるか?」で判断しましょう。財布の中の現金や、普通預金はすぐ使えるのでM1に入ります。しかし、「定期預金」や「外貨預金」は解約や両替をしないとすぐには使えないため、M1には入りません。
| M1に入る(すぐ使えるお金) | M1に入らない(すぐ使えない → M2・M3へ) |
|---|---|
| 現金通貨(お札・硬貨)/預金通貨(普通預金・当座預金などの要求払預金) | 定期預金(最頻出の引っかけ!)/外貨預金、CD(譲渡性預金) |
- 本番で消すウソ選択肢:経済の5択で「定期預金はM1に含まれる」と出たら即×にしましょう。
12. インサイダー(内部者取引)の重要事実とルール
上場会社の社員や役員(内部者)が、株価が大きく動く「重要事実」を世間に公表される前に知って株を売買することを禁じるルールです。
【これじゃおかしいよね!で覚える2つの鉄則】
- 「公表された後でも、役員は自社の株を売買できない」→ ×。ニュース等で公表された後なら、一般の投資家と条件は同じなので役員でも自由に売買できます(一生自社株を買えないなんておかしいですよね)。
- 「役員から話を聞いた友人(情報受領者)は規制されない」→ ×。社員や役員から直接ネタを聞いた人(情報受領者)も、最初の1人目はインサイダー取引として処罰されます。
【重要事実にあたるものの例(株価が動くニュースは全部該当)】
新株の発行、減資、自己株式の取得、合併・会社分割、業務提携、主要株主の異動、上場廃止、災害や業務上の損害、業績予想の大幅な修正など。
暗記リストは3ページです
- ①株主総会と取締役会
- ②証券会社の書類と業務
- ③投資信託・M1・インサイダー(このページ)