4〜5. 注文伝票と契約締結時交付書面(手数料はいつ決まる?)
お客さんから注文を受けたときに社内で書くメモが「注文伝票」、売買が成立したあとにお客さんに渡す領収書が「契約締結時交付書面」です。
【これじゃおかしいよね!で覚える】
試験で一番聞かれるのは「手数料」がどっちに入るかです。注文を受けただけの段階(注文伝票)では、まだ株がいくらで買えるか(約定価格)すら決まっていないので、手数料の金額なんて計算できません。「注文伝票に手数料を書く」とあったら即×にしましょう。
| 書類名 | 書くこと | 最大の引っかけポイント |
|---|---|---|
| 4. 注文伝票(注文時の社内メモ) | 顧客の氏名、銘柄、売買の別、数量/指値か成行か、自己か委託か/受注日時、約定日時、約定価格 | 「手数料」は絶対に書かない!(まだ計算できないから) |
| 5. 契約締結時交付書面(成立後の領収書) | 業者の商号、銘柄、売買の別/約定数量、約定価格、受渡日/手数料の金額 | こっちは領収書なので「手数料」を書く! |
6〜7. 顧客カードと内部者登録カード(何のためのカード?)
【これじゃおかしいよね!で覚える】
- 顧客カードは「その人にリスクの高い商品を勧めていいか(適合性の原則)」を見るカードです。だから「資産の状況」「投資目的」「投資経験」は必須ですが、「本籍地・家族構成・学歴」なんて投資に関係ない個人情報は書きません。
- 内部者登録カードは「上場企業の役員などが自社の株をインサイダー取引しないか見張る」だけのカードです。だから「どこの会社の何の役職か(銘柄コード・役職)」だけ分かればよく、その役員の「資産の状況」や「投資目的」は書きません。
| カード名 | 書くこと(共通:氏名・住所・生年月日) | 混ぜられるウソ選択肢(×) |
|---|---|---|
| 6. 顧客カード | 職業/投資目的、資産の状況、投資経験の有無 | × 本籍地、家族構成、学歴(投資に関係ない!) |
| 7. 内部者登録カード | 会社名、役職名、所属部署/上場会社の名称と銘柄コード | × 投資目的、資産の状況(顧客カードとの入れ替え引っかけ!) |
8. 付随業務(届出なしでついでにやれる仕事)
証券会社が、国への届出や承認なしで「本業のついでに」やれるサブ業務です。正しいものを11個覚えるのではなく、「ついでにやれるわけがない仕事(×選択肢)」だけ覚えましょう。
【付随業務ではないもの(本番で探す×選択肢)】
- ① そもそも証券会社の「ド本業」であるもの:元引受け、PTS(私設取引システム)の運営、有価証券の保護預り → これらは「ついで(付随)」ではなくメインの本業(金融商品取引業そのもの)なので×です。
- ② 別業界の「ガチ免許」が要る仕事(届出業務):貸金業(サラ金)、宅地建物取引業(不動産屋)、商品市場取引(金や原油の先物) → 「証券会社のついでに無届で不動産屋やサラ金もやります!」は明らかにおかしいと覚えましょう(届出が必要です)。
※参考:正しい付随業務の例(有価証券の貸借、信用取引の金銭貸付、保護預り証券を担保とする金銭貸付、投信の分配金支払いの代理、累積投資契約、経営相談など)
暗記リストは3ページです
- ①株主総会と取締役会
- ②証券会社の書類と業務(このページ)
- ③投資信託・M1・インサイダー